坂東曲(ばんどうぶし)

- - - 住職です。
報恩講

 昨日はお東さん(大谷派)の御正忌報恩講でした。

 お東さんは旧暦で11月28日が親鸞聖人のご命日にあたります。

 そこで勇壮な”坂東曲(ばんどうぶし)”でのお勤めがあげられます。

 坂東曲とは親鸞聖人が越後に流刑されたときに、荒波で船が前後左右に揺れたところから前後左右に体を激しく揺すりながら念仏と和讃を唱えるという声明の方法です。

 しかも頭のてっぺんから声を出ているような大きな声で唱えますから迫力があります。

 西本願寺は天台声明のながれでおとなしい声明ですから(^_^;)初めてお参りする方はビックリすることでしょう。

 私はこの「坂東曲」は生命の叫びのようで、私たちの祖先がお念仏の尊さ大切さをお経の節で伝えているようで、すばらしいものと思います。

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