明日は北見市へ

- - - 住職です。


 今日、住職と私は葬儀に出勤しました。前住職は、旭川市内、護念寺さまの報恩講布教です。
 さて、明日の話しになりますが、北見市で、「第8回龍谷教学会議北海道支部大会」が行われます。私たちの宗派の僧侶が、仏教に関わることについての研究成果を発表、討論し合うための大会です。「龍谷教学会議」という名前の全国的な規模の大会があるのですが、地元の北海道でも、そのような場をつくろう、ということで、毎年開かれているものです。
 私も、何年か前、こちらで研究発表をさせていただいたことがあります。どのような内容かというと、インターネット上で、「他力本願」ということばが、どのような意味に使われているか、ということを調べて分析してみたのです。方法は「他力本願」という言葉を、検索にかけて、それを一つ一つ読んで、グループ分けする、という非常に単純なものです。すると、四つのグループにわけることができました。約9割という圧倒的に多かったのが、「ひとまかせ」という意味でした。そして、「縁起」と同じ意味、つまり「人は他の様々なものに支えられて生きている」というような意味に使っているグループ、それから「自分が努力して、その後を仏にまかせる」という意味のグループ、もう一つが「如来の本願のはたらきによる救い」という意味のグループでありました。この結果をもとに、自分なりの分析と意見を述べさせていただきました。
 一つのことを調べていくといろいろなことが学べるものですね。明日の大会ではどのような発表が聞けるのか楽しみです。(宗)
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