一生で、たったの一回の日

- - - 住職です。


 私たちは、階段を上がるとき、いちいち段の高さを確かめることはありません。ずっと同じ高さが続いていると思いこんで、段を見ることなく上がります。
 しかし、階段の中には、わざとに、一段一段、高さを変えて作られているものもあるそうです。それは、お城の階段です。なぜ、そうするかというと、敵が攻めてきたときに、上がりづらいようにするためだそうです。確かに、段の高さが違っていたら、足が引っかかったりして、上がるのが大変になるでしょうね。
 私達が過ごす、この一日も、昨日とは違います。そして明日も違う一日になります。同じ日は一日としてありません。
 今日も明日も、私の一生でたったの一回しかない日である、ということを忘れてはいませんか。(宗)
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